キャンプ&バスフィッシングin裏磐梯(後編)

IMG_8227 キャンプ最終日は朝から雨。土砂降りになる前にテントをたたみ、10時前に曽原湖オートキャンプ場のレンタルボートで出発!12フィートのVハルアルミボートに54ポンドのフットコン仕様でも十分楽しめましたよ。

曽原湖は桧原湖、小野川湖、秋元湖の中で一番小さくエレキで回るにはちょうどいい大きさです。水質はクリアで南側はロッキーボトム、北側は全体的に水深が深く立ち木が乱立します。一昨年にも3~4時間ほどボートを浮かべ、ブルシューターJr.で50cmクラスのラージマウス、そのほかにもクラップクローのフリップで3~4本釣ったり、南側のシャローでは60cmクラスのラージも目撃しました。前編で触れた6/0フックを折ったバスも『リベンジ』しなくてはいけません。水面で反転した姿は、50cmはくだらない真っ黒な魚体だったのをハッキリ覚えています。あの時はギルベッドがありそうなところを撃って食わせたんだよな~。

IMG_3106 これが2年前にキャッチした初曽原湖ラージマウス。桧原湖のラージマウスはヒバラージ、曽原湖はソハラージっていうみたい

 

ということでこの日のメインタックルはブルシューターJr.とブルフラット4.8テキサス、それにちょっと深いところを釣るためのスイングヘッド+ブルフラット3.8です。いつもと同じじゃんか、って突っ込まれそうですが、ハイいつもどおりですw キャンプサイトの桟橋から生ギルでスモールマウスを釣っていたキャンパーファミリーがいたこともその理由だし、僕の数少ない曽原湖の実績ルアーですからね。といっても、ギルがいないフィールドでも僕はブルJr.とブルフラットを投げますよ。ギルっぽいけどあくまでもルアーはルアー、疑似餌にすぎません。バスがブルJr.やブルフラットをギルだと思って食っているかどうかはわかりませんがギルがいないフィールドでも釣れますからね。そのへんの話はまたの機会にということで、ストーリーはいきなり始まります。

出船して間もなく、20mほど流したところでブルJr.の後ろにブロンズバックというにふさわしいスモールが追尾してきました。ボートとブルJr.の距離はわずか3mくらい。お互いに丸見えだからさすがにこれは食わないだろうな~と、ブルJr.を激しくターンさせたら飛びついてきました。え、こんなに簡単に食うの?雨パワー? ともあれ45cmクラスのブロンズバックを開始5分でキャッチできたのです。次の岬の裏ではスイングヘッド+ブルフラット3.8で40cmクラスがボトムで食ってきました。やっぱり雨パワーかw  そのまま北側の立ち木エリアに入ります。魚探がないのでスイングヘッドで水深と地形を探りますが反応ナシ。2時間弱探ったのですが短パンTシャツに厚手レインギア上下では耐えられない寒さで一時退散。こたか森で早めの昼食休憩をとりフリースを着て午後の部に突入です。キャンプサイトの対岸に見えるベジテーションから釣り始めます。一昨年の短時間勝負ではドシャローの冠水した水深20~30cmのカバーがよかったので、そのイメージで行ってみましたが減水でカバーは陸上でした。

 

 

IMG_8206 1本目のブロンズバックはブルシューターJr.で。このブログを書いてて思ったんだけど、ブルシューターJr.の沈み具合から水温は25℃前後くらいだったのかな。

IMG_8211IMG_8256 スイングヘッド&ブルフラットは亀山で木村さんが巻いてよく釣ってるリグ。僕はボトムでフットボールみたいに使いました。スイングヘッドにはいろいろマッチアップさせてみたいワームがありますね。スピードクローやチャンクローあたりはマテリアル的にもよさそう。意外なところではマッドボールとトルキーストレート5.8インチ。7~8年前のオキチョビの試合でこの手のヘッドに助けられたことがありました。写真はザップ製なんですけど、もっと重いのが欲しいな。

ベジテーションにだまされた後は東岸を早めに流しながら本命の南エリアに入ります。雨&ローライトでギルもバスも見えませんが、ボートポジションを遠めにとり、軌道修正以外はエレキを踏まず風に流されながらポケットに入ります。あ~、ここ、ここ。前回フックを折られた場所です。バンクにはブルJr.、外側にはブルフラットを入れます。シャープにえぐれたポケット内の切れ込みにブルJr.を入れるとすぐにラインが走りました。すかさずアワセるとずっしりとした重みが伝わってきます。やっぱりいたぜ!水深40~50cmくらいのところで食ってきたのは48cmのラージマウスバス。この前ほどではないですが、ひとまずプチリベンジ成功です。そういえば一昨年ブルJr.で釣ったラージも静かに食って横に走ったんだよな~。その後はさざなみ荘周りのカバーを撃ってから南風に合わせて北上します。 スモールマウスってこういう状況でスクールアップして入れ食いになることがあるんですよね、っていうのはアメリカでの経験で曽原湖のスモールマウスには当てはまりませんでした。全体的にスティープな地形の北西エリアの立ち木に浮いているであろう魚を探りきれず、少し深めの風裏の釣りにシフトします。あ~やっぱりね。ブルフラット4.8の3.5gテキサスで亀山の崩落を釣るイメージで置いたり動かしたりするとガツンときましたよ。こちらも44cmのパワーファイターでした。

 

 

IMG_8243 まんま亀山の釣りですw アワセた瞬間バットが止まったのでデカイと思いきや44cmでした。ここのバスはよく引くな~ってのは錯覚というか……最近よく思うんですけど亀山のバスって引かないですよね。引く魚が苦手な僕にはうれしいんですけどねw

 

さらに南風が強くなったタイミングで曽原湖で一番大きい岬に移動します。シャンプレインだったらスレンダーポインターがワンテンだな、なんて回想(だけ)します。バスの口で手がボロボロだったし、なによりも雨の中でルアーを交換するのって億劫ですからねw そんな理由でブルJr.を投げると果敢にアタックしてきます。目の前まで追尾してきたスモールマウスがいたので、ブルJr.で8の字を描いたり水面を跳ねさせたりしてみます。完全に狂ってるから、こんなのにもアタックしてくるんですよ。サンキュー雨パワーw おもしろかったかからそのままブルJr.を投げ通しました。フックアップすることはなかったけど、いま思えばちゃんとジャークベイトにチェンジしておくべきでしたね。数は出なかったけど曽原湖を満喫させていただきました。たまにはのんびりキャンプ&バスフィッシングもいいもんです。

かれこれ20年くらい前になるのかな、浜松光さんと上屋敷隆さんが南紀のリザーバーでキャンプ&バスフィッシングを楽しむ番組があったんですけど、あのプログラムを思い出しました。もっと話を逸らすと、田辺哲男師匠が桧原湖と中瀬沼を釣る番組があって、案内をしていたのが『ペンションある日記』というところの店主でした。桧原湖に来るたびにある日記に看板を見てそのことを思い出します。ある意味、あの番組が僕の人生を変えたかもしれません。懐かしいなぁ、って誰も知らないかw 年内にもう一度キャンプ&バスフィッシングにいきたいな。誰かいっしょに行きませんか?

 

タックルデータ

【ブルシューターJr.】 ロッド:HGC-67XR/GP アウトクロアス(デプス) ライン:シューター・FCスナイパーBMSアザヤカ16ポンド(サンライン) 【ブルフラット4.8インチ(ライトテキサス)】 ロッド:HGC-65HF/GP スペックルレーサー(デプス) ライン:シューター・FCスナイパー18ポンド(サンライン) 【スイングヘッド&ブルフラット3.8インチ】 ロッド:HGC-65HR/GP ハザードマスター(デプス) ライン:FCスナイパーBMS14ポンド(サンライン) リールはすべてT.D.-Z103H(ダイワ)

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