大森貴洋2018年バスマスターエリート開幕戦優勝、そして今期の展望を聞いてみた

Photo Bassmaster

祝・大森貴洋がエリート2勝目!世間が冬季五輪で湧くなか、僕はバスマスターエリート2018年開幕戦のライブ中継に釘付けでした。

先日の亀山釣行時にエレキから異音がしてたのを木村さんが気にかけてくれて下船後にチェックしてくれました。すると内部に浸水し錆びついています。仕事でも使う大事な道具なので、その足でフィッシングガレージブラックへと駆け込み閉店時刻を過ぎているにも関わらず、リペアしてもらいました。エレキの動作確認を口実に、翌日は再び亀山おりきさわボートへ。退屈なドライブだったのでTOこと大森くんに電話してみました。昔は通話代を気にしていましたがいまはインターネットだからその必要もないですからね。

米国中部時刻は午後2時過ぎ、某所でプリプラクティスをしていました。彼もまたスピーカーフォンだったので魚が釣れるとバチャバチャと臨場感ある会話を楽しみました。こちらは極寒なのにあちらは短パンで釣り。うらやましいです。毎度のことながらダラスにできたMITSUWAで某プロ野球選手に会って話しかけてみた、とかたわいもない話をしつつ、試合についても聞いてみました。てっきり上流部で入れ替えて全魚を同一エリアでキャッチシたのかと思いきや、ホットスポットのセーブとプラくティスも含め2~3日目は他の場所でもキャッチしていたようです。4日間20本リミットのうち5本は別の場所だったらしいです。ライブ中継のブレークタイムだったり僕の仮眠時間だったり見逃してたのかな。そういえば2日目か3日目にジグをフリップしているジャンクフィッシングシーンは見た気がするな。

Photo Bassmaster

 

すでにみなさんご存知のようにメインベイトはRTO1.5 でした。しかもラトルインタイプを多投していたようです。あの濁りでレンジは2フィート(0.6m)ならB2でよかったのでは?という疑問があったのですが、かなり流れが強かったのもありプラスチックを選んだらしいです。誰も気にならないと思うので割愛しますが、赤を選んだことや上流のマッディウォーターでスポッツが混じったこと、ファイナリスト12人中6人が西海岸選手だったことなどなど、話していたらあっという間にアクアライントンネルへ突入。そういえば3年前にRCとRTOはいっしょって言ってたけど、やっぱり同じなの?と再び聞いてみると、「動きもレンジも変わらないよ。そこに違いがあるならウィグルワートみたいに昔のRCを探す人が出てくるけど、そんな人いないじゃん」と。作りてにはギミックがあるかもしれないけど、使い手からしてみればそこに差はないみたいです。もちろんフックハンガーが横アイについても突っ込みましたが、いかにもアメリカ人的な理由で変更されたんだって。

Photo Bassmaster

 

アンディもロイ・ホークの他にもレッドクランクをメインにしている選手がファイナリストにいましたね。これは偶然か!? じつはここに今期のエリート戦順位に影響しそうな裏事情があるようです。

TOとのトークで一番興味深かったのが、今期から変更されたエリートのノーインフォルール。昨シーズンまではプリプラクティ時は情報を取り入れることが可能だったのですが、今シーズンからそれが禁止となったのです。ただし、パブリップ情報はオーケー。TOが赤いクランクで釣っている情報はパブリックに流出していたので、もしかしたらそれがヒントになったことも考えられます。もちろん赤は春のマーキーウォーターでは定番なので誰もが思いつくこと。しかしながら、プラクティスで釣ってなければ確証は得られないですからね。

Photo Bassmaster

これは2日目の写真。バッチリ赤くランクが写ってますね。ルアーカラーなんて情報としては足しにしかならないけど、問題は場所や釣り方です。昨年まではプリプラクティスにローカルアングラーを同船させる選手も多数いたようです。TOは以前からひとりでプリプラをしていたし、釣り方も確立されています。

「◯◯は普段あんな釣りしないのにさー、あんな釣り方でいきなり上位に入ってくるなんてローカル情報以外のなにものでもないよね」

いつもローカル乗せてたのって誰?の質問に◯◯と即答していたのが印象的ですw ある意味、この情報戦が日本人アングラーにはハンディになっていた部分もあるのですが、今回のルール変更は彼らにとってプラスになるでしょうね。TOもそれについては認めてました。バスマスタークラシックは屈辱のスポンサーワークらしいですけど、外国人初のAOYを狙って躍進してもらいたいですね。

 

2018年バスマスターエリートスケジュール

 
Elite Bassmaster Elite at Lake Martin presented by Econo Lodge Lake Martin, Alexander City, Ala. Feb. 8-11, 2018  
Elite Bassmaster Elite at Sabine River presented by Econo Lodge Sabine River, Orange, Texas April 6-9, 2018  
Elite Bassmaster Elite at Grand Lake Grand Lake, Grove, Okla. April 26-29, 2018  
Elite Berkley Bassmaster Elite at Kentucky Lake presented by Abu Garcia Kentucky Lake, Paris, Tenn. May 4-7, 2018  
Elite Toyota Bassmaster Texas Fest benefiting the Texas Parks and Wildlife Department Lake Travis, Jonestown, Texas May 17-20, 2018  
Elite Bassmaster Elite at Mississippi River Mississippi River, La Crosse, Wisc. June 21-24, 2018  
Elite Bassmaster Elite at Lake Oahe Lake Oahe, Pierre, S.D. June 29-July 2, 2018  
Elite Huk Bassmaster Elite at Upper Chesapeake Bay presented by Mossy Oak Upper Chesapeake Bay, Harford County, Md. July 26-29, 2018  
Elite Bassmaster Elite at St. Lawrence River St. Lawrence River, Waddington, N.Y. Aug. 23-26, 2018  
Elite Toyota Bassmaster Angler of the Year Championship Chatuge Lake, Young Harris, Ga. Sept. 20-23, 2018  
Elite Bassmaster Classic Bracket Carters Lake, Ellijay, Ga. October 23-26, 2018  

 

大森貴洋2018年バスマスターエリート開幕戦優勝、そして今期の展望を聞いてみた」への1件のフィードバック

  1. RTOそしてRCに特に違いがないことが分かるありがたい記事でした!
    クランクベイトでもラトルの有り無しは釣果に関係するのですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA