西湖でクリアウォーター恐怖症克服とロドリ20周年イベント

亀山の翌日はいったん帰宅し、ジグとラインを巻いてから仮眠をとって西湖へ向かいました。クリアウォーターの苦手意識を払拭すべく、早野剛史くんと出撃です。

西湖でのプライベート釣行はいつぶりだろう。直近では青木大介のバストイック撮影でおじゃました昨年の初夏。大ちゃんの釣りを見ながら自分には到底無理と避けてきたフィールドでした。27～28年前は山下高弘（現JB／NBC会長代行）とよく釣りにいったけど、ワームの使用が禁止になってからボートで釣りするのは初めてのはず。この日付き合ってくれたのはJBトップ50の早野剛史くん。彼とは前から河口湖で釣りをしようと話していたのですが、なかなかタイミングが合わずようやく実現。河口湖ではなく西湖になったのは、タケシが参戦するJB河口湖のオフリミット期間だったためで、「西湖もターンしたら巻きものでけっこう釣れますよ！」という言葉に期待と鼻の穴を膨らませ、疲労困憊の体にムチを入れたのでした。

この週４日目となる湖上生活ですが、この日も曇りのち雨。見事に４日間とも降られました。水質はジンクリアで昨年の初夏に来た時は見えバスもいっぱいいたけど、そのときとは明らかに状況が違います。ターンオーバーの気配もないし、とても巻きものでは釣れそうにありません。早くも僕の心は折れつつありましたが、タケシの軽快なトークに笑いっぱなしで時間を忘れました。

僕の１本目はブルシュータJr.。亀山をはじめステインウォーターではショートキャストで使うことが多いけど、西湖ではディスタンスをとって感覚だけでレンジや動きをコントロールします。２～３ｍほどゆっくりS字を描き、ちょっとだけラインの重さで沈めたときにドスンと食ってきました。折れかけて心をハイモチベーションにしてくれたのは重量感のある46cm！

ブルJr.のロングキャストでは切れ藻を拾ってしまい効率が悪いのでトラップにチェンジすると、小さいながらも超速巻きでもう１本追加。雨も降っていたため写真はありません。トラップのキルアクションは日本でもよく釣れますね～。

途中、タケシは病院の看護婦さんに用事があるとかで下船。いや、薬をもらいに行くっていってたかな。その間も僕はひとりでウィードエリアをジグやディープクランクなんかで探るけどなにも起こらず。タケシが戻ってきてからは精進湖側の岩盤エリアを見て回りました。

僕「なんか、俺のビッグダディ、色がいまいちだな」

タケシ「僕の試合用ダディ使います？」

僕「試合用？」

タケシ「熟成したデロデロのやつです」

僕「お～、貸して貸して」

タケシ「試合用ですけど、いいですよ」

そんな大事なポークを借りて前夜にタイイングした１オンスフットボールにセットします。間もなくしてタケシにバイト。そして僕のジグにも来ましたが手前に走られフッキングできず（涙）。さすが試合用ダディ。そんな大事なビッグダディを溶岩帯でロストしたのは僕ではなくタケシでしたｗ　下船時刻が迫るタイミングで僕が２本キャッチしたエリアに戻ります。いい具合に風も当たり何かが起こりそうな予感。僕はスピナベ、タケシはチャターを選択。そして下船時刻の20分前にドラマは起こりました！

ターンオーバーはしてなかったけどしっかり巻きものでキャッチしたタケシのバスは52cm！しかもトレーラーなしのブレークブレードに食ってきました。いや～うらやましい。僕もB-カスタム１オンスの速引きでこんなの狙ったんだけどな～。

というわけで、僕のクリアウォーター恐怖症克服は普段通りの釣りで克服できた？いちおう３ポンドラインをスプーリングしたスピニングも持っていたんですけど、けっきょく出番はありませんでしたとさ。

●ブルシューターJr.

ロッド＝デプス／サイドワインダーアウトクロスGP

リール＝ダイワ／T.D.-Z103H

ライン＝サンライン／シューターFCスナイパー16ポンド

●ラトルトラップ用

ロッド＝デプス／ゲインエレメント・ムービングエレメント

リール＝ダイワ／T.D.-Z103H

ライン＝サンライン／シューターFCスナイパー14ポンド

雨続きでエレキのスイッチが壊れたのかと思い、沢村さんのお店『キャリル』にお邪魔しました。沢村さんに診てもらうとスイッチではないことがあっさり判明。ちょっとした治療で解決していただきました。MGではよくある症状らしくK.T.F.チューンは最初からその部分も改善されているそうです。沢村さん、ありがとうございます！