昨夜SNSの告知で知ったSTRAY CASTS。こちらにTOこと大森貴洋と伊藤巧がライブ出演するとのことで視聴しておりました。前半はバスマスターエリート・セントローレンスリバー戦の優勝者のインタビュー的なプログラム。内容は書きませんが、めっちゃ眠くなるお話でした。
それが終わるといよいよTOとタクミが呼ばれオンライン形式でラジオインタビューが始まりました。バスマスターエリートルーキーイヤーで、現在3試合連続で決勝進出中の乗りに乗ってるタクミがお呼ばれするのは自然ですけど、なぜTOが?という気もしますが、それはさておき、この番組で衝撃の事実がTOから明かされました。
TOがバスマスタークラシックで優勝してから16年も経つんですね。この試合を僕はアラバマ州ローガンマーティンレイク近くのホテルで見ていて、優勝の瞬間は涙をこらえることができませんでした。このリンクを貼るために久しぶりに見たけど、何度見ても感慨深いです。彼とはかれこれ33~34年の付き合いになる幼馴染なんです。で、ここからが本題。ラストミニッツに3連続ヒットをして「I knew it!」を連呼するのですが、本日のラジオMCが「I knew itの『it』は何を意味していたんだ?」とTOに聞いたんです。は?ジグからクランクにシフトして食ったんだから、『ここに魚がいることはわかっていたんだぜ』という意味として捉えて疑っていませんでした。おそらくアメリカ人も含め、100%の人がそう思ってたことでしょう。だって『I knew it !』の前に『I know they have fish here』と言ってますからね。ところがこの質問に対しTOは『クラシックに勝つことを知っていた』と発言したんです。彼が渡米する1992年より前にヴィジョンを書き出していたことは、以前にバサーで紹介されてましたよね。その計画内に2004年にバスマスタークラシック優勝と書いていたんです。有言実行といえば簡単ですが、そんなに計画通りに実行できることではありません。しかし、TOはそれを確信しての『I knew it !』だったと明かしたんです。英語がわかる方は驚いたでしょうね。これだけでも、視聴した甲斐がありました。
番組が終わったタイミングで『Great live show』とラインしたところ『Call me if you can』ということで、久しぶりに長電話の運びとなりました。日常の情報交換を済ませ、最初に聞いたのはもちろん『I knew it !』の件です。「まあ、魚がいたっていう意味もあったけど、 そんなこといちいち人に話す必要ないし、命かけて世界を取るために来てるんだからさ~ 。こっちは日の丸背負って死ぬ気で戦ってるんだよ」と言ってました。他の人がこんなこと言えばただのビッグマウスになるけど、不思議なことにTOの場合はそれがないんですよね、昔から。一時帰国した際もしょっちゅう会っていたのですが、そのたびに「今年はいける気がするんだよ。なんか外す気がしないしプラクティスなしでも魚見つけられる力を身に着けたよ」と自信満々に言ってました。結果は年間5位。新型コロナの影響でシリーズのフォーマットが変更されてしまいましたが、世界トップレベルの超一流選手しかいないBPTで5位はとてつもないことですよ。上位ランカーだけが出場できるカップも1試合終わったようですが、こちらの成績はTVオンエアまで非公表。昨年はカップでも優勝してましたね。その事実が伝えられたのが実際の試合から半年以上経過してからのことで、いまいち盛り上がらなかったのが残念ですけどね。僕が言うのも変な話ですが、これからもTOの応援よろしくお願いします!