サイズアップに苦戦した房総リザーバーのカバーゲーム

今月度のお仕事は後半に集中していることもあり前半は極力フィールへ、ということで選手は3日間房総のリザーバーを満喫してきました。春らしい腹ポンのバスを求めて行ったのですが……

初日の朝は高滝湖からスタート。といっても釣りではなく千葉県の内水面遊漁券購入が目的です。そこから亀山まで走り、新たに入手したガーミンのストライカープラス9のセットから開始。けっきょく湖上に出たのは10時過ぎ。

上流方面は翌日に開催されるNBCチャプターのプラクティス組みで溢れていると思われるため下流方面へ。稲ケ崎キャンプ場の桜も満開です。キャンプにもいい時期になってきましたね。

春っぽいエリアを周るも、意外に水中はまだ冬を引きずっているのか?と思えるほどバスの姿がありません。先行者がいなかったため久々にじいさんワンドへエントリー。最奥の地形が変わってました。いい具合に流れが出ていてタイミング次第ではいつバスが入ってきてもおかしくなさそう。

14時を過ぎるとプラ組みの姿も減ってきたようなので、そのタイミングで猪ノ川に入ります。3月の猪ノ川はこれまでに何度もいい釣りをしているので期待して上流を目指しますが、まったくバスの気配なし。バスどころかコイすらいません。渋々下ります。濁りの境目にゴミ溜まりができていたので、ブルシューターJr.を入れてゆっくり引いてくると45cmクラスが4匹でチェイス!いるべきところにはいるのね。

ブルフラット2インチ(プロト)をパワーフィネスタックルで入れてシェイクしているとゴミの直下でバイト。しかしアワセる間もなく離してしまいました。誰もが撃つようなカバーなので、相当にプレッシャーが掛かっているのかな。亀山の春は本当に難しい。っていうか、本当に年々釣れなくなっていますね。これまで釣れていたのが奇跡なのかもしれないけど。

 

2日目は癒やしを求めて戸面原ダムへトライ。この日はお花見予定がはいっていたこともあり。8時30分~14時30分のショートトリップ。戸面原ボートセンターから左に行くか右に行くか。大半のボートが左に向かっていたので僕は右を選択。桟橋を出てすぐ右のカバーで幸先よくブルフラット2インチのパワーフィネスで30cm弱をキャッチ。やっぱりこのセット釣れるかも。さらにその10分後くらいにブルフラット3.8インチの3/4オンステキサスにちびっこがヒット。サイズはともかく好きな釣りで素直に反応してくれるのはうれしいですね。

カバーを撃ち続けると、まあバイトが多いこと。しかし、いくら釣っても30~40cmくらいのばかり。一度だけ50cmクラスがヒットしたけど抜き上げようとしたらポロリしちゃいました。ポッカリ開いた穴(写真の上の方)が抜き上げた痕跡。小さい魚ほど重みがなからフックアップしにくいのに、デカイのが外れてしまうとは、なんとも無念。実際、小さいのはフッキングと同時にカバーから飛んできて、ボートの後ろで外れるという、カツオの一本釣りみたいな現象が2回ありました。

ここでも上流をチェックするけど気配なし。水温は日中で18℃。すでに産卵モードに突入しているのかな。午前中だけで8本キャッチするも、すべてオスっぽい魚体ばかり。ということで水温の低そうな本湖に隣接するワンドに入ります。読みどおり水温は3℃ほど低く、もうワンステップ手前のメスが反応してくれる予定でしたが、こちらでも釣れるのはオスっぽい魚ばかり。メスはどこへ行っちゃったんだろう。いるけどヘビーテキサスでは食わないのかな。ブルフラ3.8のテキサスで10本キャッチするも、40cmクラスは1本のみ。この現象については明日ノリオ師匠に聞いてみよう。

 

3日目はロドリ編集部の後輩モッチーの誘いで三島湖へ。なんでもカバーの釣りを勉強したいとか。本当は牛久か印旛気分だったけど、彼の希望で三島湖になりました。三島湖はモッチーにとっては関東のホームレイク。彼のエリア選択アドバイスを聞き流しながら自分の気になるエリアに入りますw 戸面原と同じように手探りで3/4オンステキサスでカバーの最奥を撃っていくといきなりの重量級バイト。が、これは若干距離が離れていたこともありミス。このワンバイトをヒントに「あそこにいるならここだろ」ってところに撃ち込むと狙い通りに42~43cmが食ってきました。「なぜあそこだったんですか?」というモッチーの疑問をクリアにしながら上流を目指します。その後もアタリはあるけどすぐに吐き出してしまったりミスが続き、中上流部の流れが出だしたところでMSバイブを巻いてみるとすぐにひったくりバイト。デップリしたメスが食ってくるはずだったのに微妙なサイズ。「う~ん、戸面原と同じような状況なのかな」。ということで、デスアダースティックのノーシンカーをレイダウンの先端に沈めていく作戦に。が、体がシブサンテキサスになっていることもありリズムが保てませんw ふたたびテキサスに戻し撃っていくとすぐにバイトが出ます。しかも、バイトがあるのはどこも同じ条件のスポット。キーカバーがわかったので5本をキャッチしたところでテキサス封印。モッチーのタックルをチェックして、2本にテキサスリグをセット。こういうカバーにはここを狙って、こっちのカバーはこっちの竿でここを狙え、ここには絶対にいるからなどなどクリニック開始。いいとこ入れてるんだけどなぜかモッチーにはバイトがありません。なんでだろう、もしかしてちゃんと入っていなかったのか? モッチーがカップラーメンを食べているタイミングでテキサスを撃ってみるとあっさり釣れた、いや厳密にはバラシたけど、やっぱりいるじゃないの。

適度に濁りのきいたウッドカバーにコリガンマグナム250を通すと元気のない子が食ってくれました。ロッドはもちろんソリッドセッターです。ご覧のように日中はTシャツでも暑いくらいの陽気。水温もガーミン調べで17℃オーバー。ホンデックスだったら18℃台でしょうね。亀山に比べれば人も少ないし本当にバスの反応が素直です。ロクマルの期待度は低い上流部ですが、プリの50cmアップはいっぱいいそう。当然、三島湖も最上流部を見に行きますが、数匹の細いバスが見えただけでした。けっきょく丸一日を豊英ダムの下流にあたる小糸川筋?で費やすこととなりました。最大はテキサスリグの45cmくらい。期待していたほどの結果は出ませんでしたが後輩くんといろんな話ができたし楽しい釣行になりました。翌日モッチーはひとりで亀山に乗り込み4本キャッチしたらしいですよ。今年は関東の桜の開花も早かったし、スポーニングもボチボチ始まりそうですね。っていうか、もう始まってるか。戸面原ではそんな食い方もあったしね。とくにこの時期のバス持ち撮影はサクっと終えて、すみやかにリリースするように心がけたいですね。日本のバスは限りある資源ですからね。

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