今年に入ってからは亀山、三島、戸面原とリザーバー続きだったので、春を求めて印旛沼チェーンに繰り出してきました。
首都高の渋滞にハマり出船したのは9時くらい。しかもボート屋さんの店主が15時からお出かけということもあり14時過ぎにはあがってほしいとのこと。おまけに、午後からは南風が吹き荒れる予報。幸い風はあまりなく、むしろもっと吹いてくれたほうがよかったほどでした。
出船した直後はパラアシに向かって、いい塩梅に風が当たってたこともあり巻き中心。水深70cmくらいしかないので、ソリッドセッターのティップを少しだけ水中に突っ込み、ショートキャストでイヴォーク2.0(デプス)がちょうどいいレンジをトレースできます。おそらく新芽と思われる感触を感じながらドキドキのリーリング。丸呑みされてしまったら厄介だな、なんてポジティブな思考が脳裏をめぐりますがそんなにうまくはいかないもんです。ベジテーションの密度が濃いところにはB-カスタム(デプス)です。時間が短いので巻いてハメられたらよかったのですが……。
前日の冷え込みが影響して食わないのか?期待していた風下のバンクを1時間かけて流したところで撃ちにシフト。リザーバーではないハイテンポで撃ち込む動作はフロリダ気分が味わえて好き。15年くらい前かな、ノリオ師匠に「どうせやるなら日本一のフリッパーになれよ」っていわれたからではないけど、自分が最も得意とするのがカバー撃ち。だからリザーバーでもカバーの釣りが中心です。タイの釣り堀でもわずかなカバーに1オンステキサスリグを撃ち込んでバラマンディーをめっちゃ釣りましたw 基本的に餌撒きタイムしか釣れない釣り堀で、ひとりボコボコに釣ってたもんだからタイ人が集まってきて、ちょっとした騒ぎになったこともww
外側は風の影響で濁り気味、一方カバーのほうは奥に行くほど水がきれいです。枯れたガマが横たわりマット状になっています。これまた僕の大好物なカバーのタイプです。昨年来たのは4月。写真を見てもわかるようにかなり新芽が生えてますね。およそ一ヶ月早いから当たり前か。ひと流し目は巻いてきたストレッチのエッジを、撃ち8割、チャター2割でノーバイト。チャイムが鳴ったので時計を確認するとすでに正午。残り時2時間となり若干焦りつつも、今度はカバーの内側にシフト。PEを巻いたフリッピンスティックを持ってこなかったので、最奥は断念して1/2オンスで入る程度のカバーを撃っていきます。すぐに魚の感触があったのですが、もしかしたらラインにコイかヘラが触れたのかも。その10分後、ふたたび似たような感触をスペックルレーサー伝いに感じ、そっと持ち上げてみるも負荷はゼロ。普段は効率をあげるために着底したら数回ジギングしてピックアップするのですが、怪しかったのでそのまま数回ジギングしていると再び同じ感触。力いっぱいアワセるとズシンという重み。これこれ、この感触ですよ!たまんね~。バスの口が閉じていたので強引にカバーから引きずり出し抜きあげてビックリ。
腹がパンパンの、それこそ春のフロリダで釣れるような魚体でした。スペックルレーサーとはいえ、よく抜き上げたもんだw ちなみにラインはシューター22ポンド(サンライン)だったから切れるという心配は皆無でした。
すげー腹でしょ。あまりにも太いから長さは46~47cmと思ってたのですが、なんと49cm。ウェイトスケールを持ってなかったので量ることはできませんでしたが、2kgは余裕でしょう。で、口の中を覗いてみるとフナと思われる尾びれが喉から出てました。ペンチで引っ張り出そうとしたら喉の奥に消えちゃった。それでいいのだ!けど写真だけは撮っておくべきだったと後悔。ヒットルアーはフラットバックジグ(デプス)バルビュータ(デプス)の組み合わせ。このコンボは撃つだけじゃなく、巻いてもいいので便利なんですよ。ただ、巻き比率が増すときはスペックルレーサーよりもアウトクロスをお薦めします。その後も似たようなカバーを撃っていきますが、タイムアップ。春爆とは行きませんでしたが、十分に春を感じるバスをキャッチすることができました。調子に乗って牛久に行きたいところだけど、う~ん、ちょっと考えよう。