ヘリーハンセンカップVol.2はブルフラットが大活躍で優勝できました!

@g.o.dfilms

 

今年もハリーハンセンが主催するバストーナメントが亀山ダムのおりきさわボートで開催されました。そして、スタッフの僕がKY優勝というおち。

亀山釣行は約3週間ぶり。大会はヘリーハンセンスタッフの女子と同船予定だったので、オープンウォーターでも釣れる場所を見つけるため前日の昼前に現地入りし、東エリアをざっくり見て回りました。

ここ最近の亀山は季節の変わり目のためか、非常に厳しいとの前評判。であれば、確実にいるであろう川筋の魚の反応をチェックするのが一番手っ取り早いかな、ということで猪ノ川上流を目指します。ホウショウマサキ(猪ノ川筋に入って最初のベンドエリア)あたりからアオヤロウがびっしり湖面を覆い操船も若干面倒ではあったけど、流れが巻いていたので「もしかして?」とグランドスリザークを投げると3投目にボフッ!途中で外れちゃったけど800~1,000gはありそうなバス。バンクに投げて首を振らせると再びバイト。大会当日に釣らないと意味がないのでアワセませんでしたが、この後も同じエリアで2回アタックしてきました。こんなに景気よくフロッグに出る亀山は久しぶり。本音をいえば、そりゃフルフッキングで釣り上げたかったですよ。結果を書いてしまうと、当日はなにも起こらなかったんですけどね。そういえばH-1グランプリの初年度にも同じことがあったっけ。大会前日にサイトで55cmクラスを食わせたけどグッとこらえてシェイクオフ。釣りなのに釣っちゃいってもどかしいですよね。このときも本番ではいなくなってたから、結果的にはキャッチしちゃえばよかったんだ。あくまでも結果論だし、大会で釣れればそれはもう最高だし、こればっかりは仕方ない。

さて、猪ノ川を上っていると先行者とすれ違いざまに様子をうかがってみたところ、「上流に50cmあるなしのがいました」と貴重な情報。しかし上流部は写真のようにスーパークリア。おりきさわボート周辺の水温が23℃台、猪ノ川上流は16℃台まで低下。そのせいなのか見えバスもほとんどいません。見えてからでは遅いのは百も承知、ということで見つからないよう距離を取りながらカバーを撃っていくと、ブルフラットをくわえたバスが冠水植物から逃走。ラインスラックを巻き取りアワセると47~48cmはありそうなナイスコンディション。もしかして先行者が教えてくれたのはこのバスなのかな? 丸見えのジンクリアウォーターでもカバーを使えば意外と釣れるんです。フロッグはアワセなかったのになんでこのバスはアワセたのか?その理由は再現性のないバスだったから。このバスをキャッチしたのが14時前だったので、その後に入るアングラーがキャッチする可能性もあるし、なによりも見えバスの数が少なかったので、この時点で上流はないと思っていたからなんです。その後は長崎周辺のミドルレンジ、白鳥島周り、のむらボート周辺カバー、小櫃川筋をチェック。これといった感触を得ることはできなかったけど、流れ+アオヤロウ、流れ+ドシャローカバーを丁寧に釣ればリミットの3本は釣れるだろうと16時過ぎに下船しました。

大会当日は台風24号の影響が心配されましたが、曇天のなか無事に開催。参加人数は59名。サイズキーパーは23cmでリミットは3本。

 

本来であればヘリーハンセンスタッフの女子と同船だったのですが、お仕事の都合で不参加となり、僕はひとりで出船することになりました。実は昨年の大会(上の写真)でもペアを組み、45cmクラスを釣ってくれたにもかかわらず、僕がキッカーを釣ることができず負け試合になってしまったんです。

 

大会当日は皆さんのスタートを見送りってから長崎方面へ進みます。あれ、水揚げ場のインレットに誰もいない? 近くにいたおりきさわボートの常連さんに聞くと「誰も入ってませんよ~」と。必ず釣れる場所ではないけど、その日の一番最初に入れるのであれば立ち寄らない理由はありません。岩盤からは景気よく水が流れポケットの真ん中にはアオヤロウが対流しているではありませんか。「ビックリアワセだけは絶対にするなよ!」と自分に言い聞かせ、ドラグが緩んでないかチェックし、滝壺目掛けてファーストキャスト。うまい具合にスライダーから滑り落ちる形で落パクを期待したんだけど不発。セカンドキャストは真ん中のアオヤロウ。グランドスリザークが数回首を振ったところでアオヤロウにポッカリ大きな穴が開きました。が、すぐに吐き出してしまったのか空振り。すかさずブルフラットのライトテキサスをいれるとガツンとひったくりバイト。ナイスフォロー!500~600gではあったけど好スタートを切ることができました。しばらくここで粘ることも考えたけど、朝のチャンスを活かさねばということで移動します。猪ノ川方面には先行者がたくさん見えたので白鳥島へ。オイカワかワカサギかわからないけど、前日もたっぷりベイトフィッシュが見えたので捕食モードを期待したのですがいたって平和。ならばカバーでしょ。ということで、カラス宿の下流側のドシャローをフリップ。やっぱり流れがないとダメなのかな!? 漆淵まで撃ってダメなら猪ノ川に行こうと決め込んで釣り進みます。最後のカバーの手前辺りから、わずかだけど水が動いているじゃないですか。ここは人気エリアってこともあり一筋縄ではいかないのはいつものこと。誰も入れられないであろうカバーの上から強引にブルフラットを滑らせると一瞬ラインが止まり、直後にスピードアップ。食ったね。ゆっくりスラックを巻き取りながら力いっぱいアワセると、カバーの中でバチャバチャと激しい飛沫音。ラインとカバーが接触しているため重さはあるけどサイズは不明。ラインテンションを緩めたら外れちゃう。バスの口が閉じていることを祈りつつえいやと引っ張り出すと、待望のサイズ。小さく見積もっても1kgはくだらないぞ。

大会中だったこともあり1kgアップの写真はないんだけど、これは前日のバス。ブルフラットのテール部分を染めるのがマイブームなんです。テールをハイライトにすることで、フォール時にプルプル震えてるのが目視できるからさらに釣れる気にさせてくれるんです。もちろん大会中のキッカーも同じようにワームダイで染めました。

 

キッカーとなる2本目をキャッチしたのが8時過ぎ。フロッグで2本釣れば3kgコースか!? と鼻の穴を膨らませ猪ノ川に入るものの、流れがまったくなく直ちに断念。3週間前に好調だった医院下もノーバイト。時間だけが過ぎていき気づけば12時までノーバイト。帰着は14時。300g差で負けるのは苦いのでスピニングに持ち替えます。ルアーは2インチヤマセンコー(ゲーリーヤマモト)のノーシンカー。セコイだろ~。こういうときのために年に何回かはコッソリ練習してますからね。で、15分ほどで予定通り300gクラスをキャッチw ここから再びブルフラットが結ばれたスペックルレーサーGPに持ち替えカバー勝負です。思いつくドシャローカバーをめぐり、たどり着いたのは長崎キャンプ場前。アシ際で背びれを出した1kgクラスを発見。反対側を向いているからこれは食わせられる!そう確信してアシの中にブルフラットを入れると体を斜めにしながら突っ込んでくわえました。確実に口に入ったと思いアワセたのですが、同時にブルフラットがすっ飛んできました。やっちまった~。気を取り直し、同じワンド内のカバーでなんとか500gクラスに入れ替えたところでストップフィッシング。3本で2kgちょいかな。せっかくのキロフィッシュを活かせずに終わりか~と思っていたのですが、周りがあまりにも釣れていなかったようで、優勝してしまいました。

ヘリーハンセンチームの仲間からは大人げないと言われましたが、優勝は気持ちがいいもんです。成績表はいつもお世話になっているおりきさわボートのブログをご参照ください。

 

最後になりましたが、ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。また、ご協賛いただいたメーカーさん、個人の方々にも感謝です。釣具メーカーではないナショナルブランドがバスフィッシングを開催するのは、日本国内では非常にレアケースです。今後も続けていけるよう我々スタッフもがんばりますので次回の大会も遊びにきてくださいね!

メインタックル

●ロッド=スペックルレーサーGP(サイドワインダー)

●リール=T.D.-Z103H(ダイワ)

●ライン=シューター16ポンド(サンライン)

●ルアー=ブルフラット3.8インチ(デプス)

 

 

 

 

ヘリーハンセンカップVol.2はブルフラットが大活躍で優勝できました!」への1件のフィードバック

  1. ご無沙汰。おめでとさんです。当日の状況が心理ととも詳しく描写されていて面白かったです。さすが。

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