海の向こうのトーナメントでは、日本人アングラーが3週連続決勝進出で盛り上がりました。3週目はFLWツアーのフカシンこと深江真一選手でした。最終日の湖上ツイートでは周りが釣れてない中、早々にリミットメイクし14ポンドを超えているという情報だったので期待したのですが、バスマスターのBasstrakkと同じく、当てにできないレベルの情報でしたね。優勝は、いまやFLWの顔ともいえるブライアン・スリフト。日本ではあまり馴染みがないかもしれないですけど、チャターベイトのパッケージになっていたのがブライアンです。彼とは親交が深く、トーナメントのない期間はスリフト家にお世話になっていました。僕がアメリカのトーナメントに参戦していた最後の2年はプラクティスから宿泊まで、ほとんど一緒に過ごしていました。彼についてはいろんなストーリーがあるので、また別の機会に書くことにします。
さて、ブラインといえばチャターベイトかユーファウラか、というくらいユーファウラを得意とするのですが、じつはナショナルレベルのトーナメントでは優勝がありません。過去2回FLWツアーとシリーズでリーチが掛かりましたがいずれも準優勝。3度目のチャンスでようやくタイトルを手中に収めました。Congrats Bryan!気になる釣り方ですが、ラン&ガンニング。記事を読む限りでは超本気のランガンだったようです。プラクティスではオフショアの水深5~15フィート(1.5~4.5mくらい)にある規模の小さい沈み物を徹底的に探し、試合でそれらを回るというシンプルなプランですが、GPSのウェイポイントは200を超えていたようです。
3日間のプラクティスで30時間もエンジンを回したということは、釣りをせずにほとんどの時間をグラフィングに費やしたんでしょうね。試合ではGPSに記録されたマークに向かってスイムベイトを数投してバイトがなければ次に移動を繰り返したようです。フィールドの規模も釣り方も違うけど、遠賀川の沢村さんみたいな動きだったんでしょうね。バストーナメントってメンタルゲームでもあるんですけど、ブライアンはメンタルと集中力を維持するためにバイトが遠のくとバンクに行って大好きなフロッグを投げていたらしいですよ。カエル好きなんだよな~、ブライアン。F-1ケロケロGPに誘ってみようかなw そんな湖上ツイートが終わりウェイインが始まる頃には、僕は亀山湖上に浮いていました。バズベイトやリビットに出そうな気配がムンムンだったのですが、もしかしてフカシン優勝か!?と思わせるツイートがあったので釣りどころではありませんでした。いよいよShinのウェイインが始まりiPhoneの小さい画面を岩の上橋の下で凝視していました。周りの人は何事かと思ったでしょうね。結果は……あれ、あのツイートはなんだったの?ホットシートに座ることなくステージを下りていきました。それにしてもフカシン英語うまくなったな。相変わらず盛り上げ上手だしね。「クランクにはがまかつのEWGレッドフック、これが今回のキーでした」って言ってましたね。フカシン、久しぶりのツアー決勝、お疲れ様でした。チカマウガもビッグウェイトよろしく!! 僕の亀山ですか?特筆すべきことはないのですが、オリカネムシや2インチヤマセンコーなど、日本らしいゲームで癒されましたとさw
しかしすごい時代ですね。亀山湖上でアメリカのウェイインをLIVEで観戦できてしまうんですから。どうでもいい情報ですが、奥さんのアリソンは小学校の先生です。Jr.のワイリー君は湖の名前から名づけられました
帰着1時間くらい前のFLWオフィシャルツイート。なかなかにくい演出ではないですか。ブライアンはどうもケイテックのスイングインパクトFATを使ってたっぽいですね。4~5年まえに依頼があって、スイングインパクトFATとワンナップシャッドとクラップクローをを大量に送ったっけ。ブライン、じつはめっちゃデプサーでもあるんですよw
サイドワインダーのウルトラフィネスシリーズからヒュージカスタムまでいろいろw 一度自分の引き出しを整理しないと、最近はあれもこれもで見失う傾向が強いです。でも引き出しを整理するとブルフラット&ブルシューターJr.ばかりに偏ってしまうんだよな、これが