この2週間は撮影、編集、執筆、打ち合わせなどバタバタしていて、ようやく一区切りついたから亀山に行こうと思っていたのですが、気が緩んだためか風邪気味なので安静にしています。仕事が一段落のタイミングで週末に香港へいってきました。この記事は自分のための写真記録なので、興味をない方はスキップしてくださいね。
羽田空港の国際ターミナルにいくと決まって食べる六厘舎のつけ麺。大崎時代は行列が絶えず近隣住民に迷惑をかけるという理由で移転したと聞いたことがあります。確かにおいしいけど、これといった特徴はないような気がするのは僕だけだろうか
機内では眠い目をこすりつつガイドブックを熟読。旅の目的のひとつは食。ということで漢字のお勉強。メニューと照らし合わせるためにiPhoneで撮影したけど、けっきょく一度も見返すことはありませんでした
香港の空港に着いたのが早朝5時。連日の徹夜作業でクタクタだったため、イミグレーションを通過する前にターミナルのベンチで仮眠。超短期旅行にもかかわらず3時間も熟睡してしまいました。税関を超えてからとりあえず4000円を換金。基本的に僕の旅は現地の公共機関を利用して移動することが多いのでオクトパスという、日本でいうSUICAみたいなICカードを購入してからバスで町を目指します
最初の目的地は空港に程近いランタオ島。ディズニーランドもある香港最大の島のようです。ケーブルカーで向かうのはダイユイ山。ハイカーも多く、日本でいうところの高尾山みたいなところなのかな
山頂には天壇大沸がどっしり構えています。まあ、ベタベタな観光地ですね。参道にはスタバやサブウェイもありました
天下一武道会でも始まりそうな境内の庭には僧侶が列をなして行進。片手にスマホも持っている方もいましたよw
香港の一食目は境内の脇にあるベジタリアンカフェ。右はあっさり味の米粉の麺、左は温かい豆腐にシロップをかけた不思議なスイーツ。精進料理みたいなイメージかな
下山するとロープウェイには長蛇の列。最後尾の看板には2時間待ちの文字。もう1時間空港で寝ていたらエライこっちゃでした。訪問機会があるなら早めをお勧めします。ちなみに僕は9時過ぎに行って30分くらい並びました
宿泊地の九龍へは路線バスで移動。チェックインまでの時間は周囲を散策。やっぱり気になるのは市場です。生きた雷魚の隣には白いカエル。海水魚はボラや沖縄で見るようなカラフルな魚が目立ちました。そのほかにも巨大なシャコやエビも並んでましたよ
ローカルのレストランで遅めの昼食です。幅の広い麺をロールしたもの。漢字では『腸』とありました。食感はフニャフニャで、アメリカ南部のレストランで出てくる茹で過ぎのショートバスタを彷彿させます
鳥肉のお粥はだしも濃厚でめっちゃうまかった。日本でお粥というと病院食というイメージですけど、まるで別物です。香港風クルトンみたいなものを乗っけたりラー油をかけていただきます
宿泊したのは九龍島の中心部にあるホテルMK。酒店はホテルのことです。旺角(ウォンコッ)駅から徒歩5分くらいの好立地です。が、バスルームはシャワーヘッドと便器の距離が60~70cmしかなく、しかもお湯が出ませんでした。風邪気味の原因はこれかな!?ちなみにフロントのスタッフは英語でOKでした
夜はガイドブックに出てた釜飯屋?に行きました。左奥に見えるのは席待ちの客です。22時過ぎにもかかわらず20~30人が入店待ちしていました。近隣に4店舗あるから待ち時間は10分弱でしたけどね
こちらが名物の釜飯。30~40種類あるメニューの中から鳥肉とシイタケという極めて無難そうなのをオーダー。肝心のお味はというと、微妙。だしが利いているわけでもなく行列の理由が不明です。あ、隣の香港女子が食べてたカレー釜飯はうまそうでしたよ
同店のもうひとつの名物はカキのかき揚げ。食感はサクサクで、ハフハフしながらほおばるとカキの風味が鼻に抜け、凝縮されたカキのジュースが口中に広がります。これがビールとよく合うんですよ。チンタオは売り切れでハイネケンしかなかったんですけど、大好きなサッポロ黒ラベルでつまみたかったな~
一番好きな食べ物は?と聞かれたら、僕は甲殻類と答えます。なかでもエビは大がつく好物です。ということでもう一品オーダーしたのが蒸したエビににんにくソースがたっぷり乗ったもの。見た目はうまそうなんですけどプリプリ感がないんですよ。タイやバリで食べた淡水のエビと同じタイプだと思われます
お化粧したらデラックスになりそうな方も、やっぱりカキのかき揚げと釜飯をオーダーしてました
香港といえばやはり飲茶。ワゴン式の店内は地元のおじいおばあで賑わってました
今回の旅で一番おいしかったのが写真のエビシュウマイ。ぶつ切りにされたプリップリのエビをモチっとした皮で包んで蒸してあるんですけど、これは病みつきになります。バンコクのシュリンプマッガイに次ぐ、僕の中で5本の指に入るエビ料理でした
もういっちょエビ!こちらは小さいエビが丸ごと2~3尾入っているんですけどプリプリ感がいまいち。前夜のガーリッキーなやつよりはおいしいけど、シュウマイにははるか及びませんでした。左は伝票で食べたものにスタンプが押されます
朝食後はバスでフェリー乗り場まで移動して高速船で澳門に向かいました。どうでもいいですけど澳原潤という文字を打つ際はいつも「まかお」で変換します。高速船のエコノミークラスが満席だったので、やむなく倍の乗船料を払ってプレミアムクラスに乗りました。なんと食事付きでソフトドリンクは無料という飛行機みたいなサービス付き!
出船時刻の5分前にイミグレーションを通過して、それを抜けるとみなさんダッシュ。約5000円の乗船代を無駄にするわけにもいかないので、僕も負けじと走りました。船内のモニターには東京観光の番組が流れていて、なぜか釣具屋の紹介があってレポーターがスラスイ250を紹介していました。写真はその直後です
澳門は厳密にいうと中国の特別行政区です。カジノや世界遺産で有名ですが、もともとポルトガルの植民地だったこともあり東洋と西洋の文化が入り混じっている印象を受けました
観光名所へ続く道にはスムーシーやお土産店が軒を連ねます。まるで竹下通りですね。人ごみが苦手な僕はわき道を選びました。最近は各地の観光地に行くと中国人だらけですけど、ここではまったく違和感がありません。当たり前なんですけど、なんか不思議な感じでした
澳門で唯一入ったお店。現金の持ち合わせもなかったのでカード利用可能ということで入店したのですが、いざ支払いの際には使えない、と。香港ドルでギリギリセーフでした
この店でいただいたのは餃子。短パン&Tシャツでも汗が吹き出てくる気候なので昼時のビールがうまいんです。餃子も皮がモッチリしていてなかなかのもんでした
澳門の市街とフェリー乗り場の交通はシャトルバスです。いたるところにあるカジノから無料で乗車できます。岐路で訪れたカジノのバス乗り場は地下。乗り場にいったらチケットは3階で発券とのことで、ここでもダッシュです。帰りはエコノミーに乗るため、澳門到着の際に帰りのフェリーチケットを購入していたためです
往路は九龍島から、復路は香港島行きです。上環のフェリー乗り場からはタクシーを利用し文武廟(マンモンミュウ)に向かいます。ここは香港で一番古い寺院のようです。門をくぐると線香の匂いが立ち込めます
吹き抜け式の天井には釣鐘式の線香がびっしり。ガイドブックによるとひと巻きで2週間燃え続けるようです。けっして信仰心が強いわけではないですけど、そんな僕でも神秘を感じることができました。拝観料は無料でした
上環から中環までは路面バスで移動し、最後は香港でも1~2を争う観光名所に向かいます。最大傾斜27度のピークトラムというケーブルカーに乗りヴィクトリアピークを目指します。超メジャー観光スポットということもあり、乗車までに1時間ほど待たされました。オクトパスがあればチケット購入の列に並ばなくてすむので待ち時間も短縮できますよ
ヴィクトリアピークから見下ろす香港の夜景。あいにく曇り空でしたが、それでも価値のある景色です。旅も大詰めになると「明日は校了か~」と現実に戻されました。ちなみにポケットワイファイをレンタルしていったんですけど、旅の道程で2回ほどLINE電話で原稿チェックのやりとりをしましたw
ザ・ラストサパーは香港島駅近くのレストラン。お隣の女子が食べていたチキンがうまそうだったのでそれをオーダーしたつもりでしたが、配膳されたのは鳥肉の酢豚風。どうせなら豚肉がよかったぜ
定番のインゲンの炒め物。ショウガとニンニクの香が際立つ甘辛い豚ミンチが絶妙です。これまた黒ラベルと食したい逸品でした
閉めは無難そうな上海焼きそば。キャベツたっぷりの出来そこない焼きうどんみたいな印象。隣には中国のジャージーを着たアスリート風の男子がいたんですけど、ひたすら小龍包を食べていました。超高級そうな腕時計を身につけ支払いはブラックカード。そんな人が数あるメニューの中から選ぶんだからよっぽどうまいんだろうな~
25年ぶりくらいの香港でしたけど、非常に濃厚な旅になりました。聞くところによると釣りもさかんらしいので、次回は3~4日の旅程を組んで行きたいな~