​日曜日の昼下がり、仕事の合間に麻布十番でランチ。食後、陽気に誘われるように向かったのは麻布山。麻布山と書いて「あざぶさん」と読みます。小学時代の夏休みは、毎朝ラジオ体操に通っていました。柳の木の下には井戸があり、30年前は遊び場ローテーションのひとつでした。山の中にある墓場の先にはクヌギの木が1本だけあって、クワガタ採りにも出かけた思い出の場所です。あの当時はクワガタもたくさん採れました。もっともコクワガタが９割で、ごく稀にノコが混じる程度でしたけどね。2歳歳上の先輩がある日、ヒラタを採ってヒーローになってたなぁ。コクワ、ノコ以外をホームグランドで見たのはあれが最初で最後でした。そうそう、アオダイショウに遭遇することもしばしばありましたよ。今の麻布十番からは想像もつかないけど小さな自然がたくさんありました。奥にそびえるのは、麻布の山のキノコだね。